『カーテンコール』(原題『Alive and Kicking』)1996年(英)

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主役のTonio(Jason Flemyng) がセクシーです。魅せます。最初のシーンから体の動きが美しい。キスシーンもベッドシーンも美しい。ちなみに、ゲイの話なので、キスもSEXももちろん相手は男性。でも、といったらゲイの方々に失礼かもしれないけど、本当に美しい。
ゲイのダンサーであるTonioはHIV陽性。AIDSという病ぬきでは成り立たないストーリーなのだけど、そこをあまりに重要視することなく、淡々と話は進みます。お互いを愛しつつも恋に不器用な男二人。恋愛にもがくTonioとその相手Jack、Tonioにとってのダンスというもの、これらが哀しく美しく描かれていて、私はかなり気に入りました。まるで恋人のように仲の良いゲイのTonioとレズビアンのMillieの友情、素敵です。
HIV陽性であるゲイのダンサーの物語」という解説を見て、死に向かって生きていく、映画としてありがちな感動ストーリーかなと思う人は多いと思う。でも、感動ストーリーというより、とても芸術的な作品でした。